全額戻る積立保険とは?明治安田生命「じぶんの積立」の仕組みと注意点

積立保険と預金・NISAを比べた主な違い

積立保険が自分に合うかは、受取率だけでなく「いつ使うお金か」「値下がりをどこまで許容できるか」「途中で引き出す可能性があるか」で考えると整理しやすくなります。

預金との違いは、使いやすさと保護制度

普通預金は必要なときに引き出しやすいのが特徴です。また、定期預金や利息の付く普通預金などの一般預金は、金融機関が破綻した場合でも、預金保険制度によって1金融機関・預金者1人当たり元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。

一方、じぶんの積立は生命保険契約です。契約上、解約時の返戻率が100%以上となる設計ですが、銀行預金と同じ預金保険制度の対象ではありません。また、解約には手続きが必要なため、日常の生活費や急な出費用のお金とは分けて考えるほうが管理しやすいでしょう。

NISAとの違いは、値動きと成長性

NISAは、対象となる株式や投資信託などから得た売却益や配当・分配金を非課税にできる制度です。一方で、金融庁が案内しているとおり、NISAを利用した投資そのものに元本保証はありません。

そのため、値下がりをできるだけ避けたい資金では積立保険のわかりやすさが合う場合があります。一方、長期で価格変動を受け入れながら資産の成長を目指したい場合には、NISAを利用した長期・積立・分散投資なども比較対象になります。

「受取率110%」だけでは判断できない

満期受取率110%は、払込総額と受取額を名目金額で比較した数字です。10年間に物価が上昇すれば、受け取る金額の実質的な購買力が現在より低くなる可能性があります。

また、契約後に預金金利などが上昇し、他の商品でより高い利率が利用できるようになる可能性もあります。契約期間中に市場環境が変化しても、現在加入している契約の条件が自動的に新しい条件へ変更されるわけではありません。

反対に、相場を確認しながら運用したくない、価格変動による元本割れを避けたい、使う時期がおおむね10年後と決まっている、といった場合には、受取額を見通しやすいことが判断材料になります。

次ページでは、年齢条件や生命保険料控除、申込方法など契約前に確認しておきたい点を整理します。