保険料より先に比べたい保障内容と契約条件
生命保険を比較するときは、月額保険料だけを並べても適切な判断はできません。同じ5,000円の保険でも、死亡保障なのか医療保障なのか、保障期間や払込期間が何年なのかによって契約内容は大きく異なります。
死亡保障はいくら必要なのか
死亡保険は、被保険者に万一のことがあった場合に残された家族の生活費などを補うための保障です。必要な金額は、配偶者の収入、子どもの人数や年齢、住宅ローン、預貯金などによって変わります。
例えば子どもが独立した後も、子育て中と同じ死亡保障を維持していると、現在の家族状況に対して保障額が大きくなっている可能性があります。反対に、家族の生活を主に支える人で十分な貯蓄がない場合には、保障額だけを減らすことが適切とは限りません。
医療・がん保障の重複を確認する
医療保険では入院給付金、手術給付金、先進医療など、がん保険では診断給付金や治療給付金などの商品があります。複数契約している場合は、似た保障を重ねていないか確認しましょう。
勤務先の福利厚生や健康保険など、公的保障も確認したうえで、民間保険でどこまで上乗せするかを考えることが重要です。金融庁も、民間保険を検討する際には公的保険の内容を理解することを案内しています。
定期保険と終身保険では保険料の意味が違う
一定期間を保障する定期保険と、一生涯の保障を目的とする終身保険では、保険料の設計が異なります。また、解約返戻金などがある貯蓄性の商品は、掛け捨て型の商品より保険料が高くなる場合があります。
そのため、「同じ死亡保障額だから安い方を選ぶ」という比較だけでは不十分です。保険期間、保険料払込期間、解約返戻金の有無、更新の有無などをそろえて確認する必要があります。
比較する項目を一覧にしておく
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 保障内容 | 死亡・医療・がんなど何に備えるか |
| 保障額 | 保険金・給付金はいくらか |
| 保障期間 | 一定期間か終身か |
| 保険料 | 月額・年額と将来の変化 |
| 払込期間 | 何歳まで支払うのか |
| 特約 | 必要な特約か、他契約と重複していないか |
| 解約返戻金 | 有無や受取条件 |
金融庁も保険商品の比較では、保険期間や保障内容、保険料、払込方法など複数の項目を確認することが重要としています。次のページでは、現在の契約から「見直せる部分」を具体的に探していきます。
