定期預金の3つのデメリット

お得な定期預金ですが、デメリットもあります。

1.利息から税金が取られる

定期預金の利率が例えば0.1%で1年間、100万円を預けた場合、利息は1000円となります。しかし、この1000円はまるごと貰えるわけではありません。そこから、国税、地方税、復興特別所得税などで、20.315%の税金が引かれます。すると1000円の利息の場合では、203円の税金が引かれて、手元には797円残るということになります。

2.中途解約すると利率が下がる

どうしても満期前に定期預金の解約が必要になった場合、解約は可能で、元本は戻ってきますが、利率に関しては各金融機関ごとに定める中途解約利率が適応されるので、普通預金と変わらないまたは、普通預金よりも下がるといった可能性もあります。中途解約利率は預ける時から知ることができますので、事前に確認してみるとよいでしょう。

3.仕組預金はリスク商品

特殊な定期預金の1つに仕組預金というものがあります。通常の定期預金よりも利率がよく、期間も半年や1年、3年と預けやすい期間なので、一見普通の定期預金よりも仕組預金に預けた方がよいのでは?と思うかもしれません。しかし、そこには後で知らなかったじゃ済まされない落とし穴があることも…。
満期が設定できない!?
1年の仕組預金に預入して、1年後の満期日に使おうと思ったら、金融機関の方で満期を1年延長しましたという判断がとられることがあります。そして、1年後、再び延長が繰り返されるということも…。そう、仕組預金の満期日は金融機関にゆだねられる故の高金利なのです。
満期前に解約すると…
満期前に万が一解約すると、通常の定期預金は利息は減っても元本は戻ってきます。しかし、仕組預金の場合は、リスクを承知で高金利で預けるということもあり、利息も減れば、元本割れも起こします。そのため、仕組預金は金利だけで判断せずに、サービスの内容を詳しく理解した上で申し込むことが大切です。