定期預金とはどのような商品?

定期預金は、預入時に1ヵ月~5年と満期までの期間を設定し、原則その期間内は引き出ししないことを条件に、普通預金よりも金利がよい商品です。定期預金の基礎知識や種類、普通預金との違いについて説明していきます。

金利について

2017年10月時点で、マイナス金利の影響もあり、大手の銀行では普通預金の金利0.001%と低金利です。一方で、定期預金の金利は、各金融機関によって異なりますが、3年以上などの長期だと普通預金の100倍である0.1%となっていることもあります。また、定期預金は各金融機関で定期的にキャンペーンを行うこともありますので、そのタイミングで利用すれば、より高い金利で預けることもできます。

預入期間について

複数の金融機関のサイトを調べたところ、定期預金の預入期間は

1か月、3か月、6か月、1年、2年、3年、4年、5年

から選択できることが多いようです。(稀に10年を選択できることもあり)。設定した預入期間が終わり、満期日が到来した時には普通預金に振替する自動解約または、引き続き同じ期間、定期預金として運用する自動継続かを選ぶことができます。

普通預金との3つの違いについて

普通預金と定期預金には金利、預入期間、機能という3つの違いがあります。

1.金利が違う

いつでも引き出しできる普通預金と、一定の期間預ける定期預金では、中には条件を満たせば定期預金と同じくらい金利がよい普通預金を提供している金融機関もありますが、通常は定期預金の方が金利が高いのが一般的です。
また、普通預金の場合は、変動金利といって、金融機関の金利が変更されるたびに、預金している金利が変わります。一方で、定期預金は預入時の固定金利が満期時まで続きますので、途中で金利が下がったとしても、預けた時の金利で運用されます。(変動金利型の商品も一部あり)ただし、定期預金の金利が上がった場合は、上がったあとの金利が適用されないので、場合によっては預け替えをした方がお得ということもあります。