初心者がやってはいけないこととは?

投資信託初心者のうちに特に気をつけていただきたいポイントがあります。それは、リスクの高い投資信託には手を出さないことです。なぜそこに気をつけるべきなのでしょう。詳しく解説していきます。
リターンの大きさだけで選ばない
利益が出る、いわゆるリターンという見返りがある裏には、どの投資信託を選んでも必ずリスクはついて回ります。絶対安全、100{fc46e2cb5b7227e03c3c4b0c95715aa47d6d5f03f0179fcebc13d6bd4e400bce}儲かる投資信託というものは存在しません。もしそんな謳い文句で誘っているのであれば、その投資信託は絶対に選ばないことです。嘘をついて客を集めようとしているところなど、投資をお願いする信用に値しません。
どんな投資信託でも確かにリスクはあるのですが、リターンが少ない代わりにリスクも低いもの、リターンが大きい代わりにリスクが大きいものと、大きく分けると2種類に分かれます。資金がある程度潤沢になり、少々失敗しても問題はない、取り戻せるだけの投資を別にしているということがないかぎり、初心者のうちはリターンに目がくらんでリスクの大きさを無視してしまうような投資は避けるべきです。

分配金があるところは選ぶべきでない
投資信託を始めようと投資先を選び始めると、分配金がゼロのところから分配金が一定間隔で大きく支払われるところまで分かれています。お金がもらえるのですから、分配金が大きいところを選んだ方が儲かる気がしますが、それは錯覚です。まったく同じ利益を生み出す投資信託であれば、分配金がゼロのところの方が儲かります。

投資信託の中には、毎月分配金が出るものもあります。
でも、分配金が出る投資信託は買わないほうがいいです。
というのも、分配金が出ることで投資信託の基準価額も合わせて下がってしまうから。結局切り崩しているだけなんですよね。

参照:【初心者向け】投資信託の選び方とおすすめのファンド5つ。ほったらかしでもOK! – ノマド的節約術

その理由は、分配金の用途にあります。分配金が支払われてしまうと、投資信託として運用できる全資金は分配金を支払った段階で減ってしまいます。また、手もとにお金は支払われますが、それを受け取ったということは課税を受けます。分配金を支払わない投資信託であれば分配金にあたる金額をそのまま投資していた資金に上乗せして運用するため、課税はありません。つまり、分配金が支払われてしまうと、収入として課税されてしまうため損をしている上に、投資に回しているお金もどんどん減っているのです。