近頃、インプラント治療を始める人は増加傾向にありますが、治療を決定する前に、インプラント治療のデメリットを知っておくことは大切です。インプラント治療における5つのデメリットについて説明します。

インプラント治療のデメリットとは

1.手術をしなければいけない

インプラント治療は、歯茎の切開やあごの骨に穴を空ける必要があるため、外科手術をしなければなりません。歯の根の治療や差し歯の治療に比べると、リスクは高いと言えます。

2.治療完了までの期間が長い

ブリッジや差し歯の治療はだいたい1〜2ヶ月で終了するのがほとんどです。しかし、インプラント治療は、インプラントと骨を結合させるのに2〜3ヶ月かかるため、治療期間が長くなります。

3.保険が適用されない

インプラント治療は保険が適用されないため、治療費が高額になります。インプラントは治療完了後もメンテナンスが必要ですが、そのメンテナンス費用も保険が適用されないことを覚えておきましょう。

4.糖尿病・骨粗鬆症の人はできないことがある

糖尿病や骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の病状が重い人は、インプラント治療ができない場合があります。インプラントと骨がうまく結合しなかったり、切開した歯茎がくっつきにくくなる可能性があるからです。誰でもできる治療ではないのも、デメリットの1つでしょう。

5.失敗することもある

インプラント治療は、インプラントと骨がうまく結合しなかったり、メンテナンスを怠ると「インプラント周囲炎」にかかる可能性があります。インプラント周囲炎とは、一般的な歯周病と似た症状です。骨と結合しなかった場合、インプラント周囲炎にかかった場合は、そのどちらもインプラントが失敗する原因になります。