
HOME4Uの査定額だけで決めない不動産会社の比較ポイント
HOME4Uで複数の査定結果を受け取ったら、査定額の順位だけではなく、価格の根拠や販売方法まで比較することが重要です。家の売却では「一番高い査定額を出した会社=一番高く売ってくれる会社」とは限りません。
NG行為1:査定額が一番高い会社だけで判断する
たとえば3社から査定を受けて、ある会社だけが大幅に高い価格を提示したとします。この場合、その会社を除外する必要はありませんが、周辺の成約事例や物件のどの特徴を評価した結果なのかを確認しておきたいところです。
宅地建物取引業者が売買価格について意見を述べる場合、その根拠を明らかにすることが宅地建物取引業法で定められています。高い査定額そのものより、「似た条件の物件がどの程度で取引されたのか」「どの程度の期間で売却できる想定なのか」といった説明に注目すると判断しやすくなります。
NG行為2:査定額と売出価格を同じものとして考える
査定額は、不動産会社が売却可能性を検討して提示する価格の目安です。一方、実際に市場へ物件を出す際の売出価格は、売主の希望、売却期限、競合物件、市場動向などを踏まえて決めていきます。
「査定が4,000万円だったから4,000万円で売れる」と決めつけるのではなく、査定額、売出価格、最終的な成約価格を分けて考えることが重要です。早期売却を優先する場合と、時間をかけながら条件の良い買主を探す場合でも、販売方針は変わります。
NG行為3:会社や担当者の販売方針を確認しない
不動産会社を比べる際は、査定額のほか、地域での売却実績、同種物件の取扱経験、広告や販売活動の方法、売却までの想定期間、価格を見直す場合の考え方などを聞いておくとよいでしょう。
担当者とのやり取りも判断材料です。査定額について具体的な根拠を説明できるか、売主の希望条件を聞いてくれるか、メリットだけでなく売却上の課題も説明するかなどを確認します。数か月にわたり売却活動を任せる可能性があるため、連絡や説明のわかりやすさも無視できません。
相場も自分で確認しておく
国土交通省の不動産情報ライブラリでは、実際の不動産取引価格や成約価格情報などを確認できます。完全に同じ条件の物件が見つかるとは限りませんが、周辺地域でどの程度の価格帯の取引があるのかを把握する参考になります。
一括査定で複数の専門家から意見を取り、公開されている取引情報も確認することで、1社の提示価格だけに判断を依存しにくくなります。
次ページでは、HOME4Uへの査定依頼から、不動産会社の選定、媒介契約、売却活動へ進むまでの流れを整理します。





