定期預金は満期を迎えたらどうなるのか?

定期預金を預金する際には、あらかじめ自動解約もしくは自動継続にするか、満期時の設定をします。それぞれの満期時の取り扱いについて違いや、満期後そのまま放置した際の注意点について解説していきます。

自動解約

自動解約は満期時に、定期預金が終了し、元金、利息ともに普通預金に移行するといった方法です。自動解約は、満期時に定期預金を使う予定がある方におすすめです。

自動継続

自動継続は満期日時点の金利で、定期預金を再び同じ期間預かるといったものです。自動継続には、元利自動継続と元金自動継続の2つの方法があります。
元利自動継続
元利自動継続は満期時に定期預金の元金と期間中についた利息をまとめて、継続する方法です。利息の分が上乗せになるので、お金を少しでも増やしたい方に向いています。
元金自動継続
元金自動継続は、満期時に定期預金の利息のみを普通預金に入金し、元金はそのまま新たな定期預金の金利で自動継続される方法です。利息が欲しい方や、10万や100万などキリのよい数字で資金を運用したい方におすすめです。

満期を迎えてそのままにしておくとどうなってしまうのか?

定期預金が満期を迎える際には、預金している金融機関から満期前にメールや郵送でお知らせがあります。しかし、中にはお知らせの通知を不要にしたり、通知をもらったまま忘れてしまったりする方もいるかもしれません。満期を迎えてから、放置すると定期預金はどうなってしまうのでしょうか。

休眠(睡眠)口座になることも

ほとんどの金融機関は、預入日もしくは満期日から10年間取引がない口座は、休眠(睡眠)口座となります。休眠口座とは長年取引がないことから、使用されていない口座とみなされ、口座が解約されたり、取引を停止されたりすることです。

お金は払い戻しできないの?

多くの金融機関では、休眠口座になったあとも預金者が請求すれば払い戻しが可能です。しかし、金融機関によっては権利消滅となり、金融機関の資金として吸収されることがあります。休眠口座になる前には、事前に預金者へ通知が届くので、できるだけ早く預け替えや払い戻しの手続きをするようにしましょう。