年金の受給額を確認するシニア夫婦

「ねんきん定期便を見ても金額の意味がよく分からない」「自分と配偶者の年金がいくらになるのか知りたい」という方は少なくありません。この記事では、国民年金・厚生年金の受給額の目安、遺族年金のしくみ、ねんきん定期便の見方、年金の支給日を、令和8年度の数字で整理します。受給額は加入期間や納付状況で一人ひとり異なるため、目安としてご覧ください。

この記事でわかること

  • 国民年金・厚生年金の受給額の目安と、令和8年度の満額・平均額
  • 遺族年金(遺族基礎年金・遺族厚生年金)はいくらもらえるか、誰が受け取れるか
  • ねんきん定期便の見方、支給日の仕組み、受給額を増やす方法

年金は結局いくらもらえる?受給額の全体像

公的年金には、20歳から60歳のすべての人が加入する国民年金(老齢基礎年金)と、会社員・公務員が加入する厚生年金(老齢厚生年金)があります。厚生年金の加入期間がある方は、国民年金部分に老齢厚生年金が上乗せされる形になり、受給額は国民年金だけの場合より多くなる傾向があります。自分がどちらの立場に当てはまるかで、まず大まかな受給額のイメージが変わってきます。

国民年金(老齢基礎年金)だけの場合の目安

自営業やフリーランスなど、厚生年金に加入していない期間が長い方は、老齢基礎年金が受給額の中心になります。20歳から60歳までの40年間、保険料を全額納めた場合、老齢基礎年金は満額を受け取れます。令和8年度の満額は昭和31年4月2日以後生まれで月額70,608円(年額847,296円)、昭和31年4月1日以前生まれで月額70,408円です。

厚生年金(老齢厚生年金)がある場合の目安

会社員や公務員として働いた期間がある方は、老齢基礎年金に現役時代の給与や加入期間に応じた老齢厚生年金が上乗せされる仕組みになります。会社員として働いた期間が長いほど、また現役時代の報酬が高いほど、上乗せされる老齢厚生年金の受給額は高くなる傾向があります。具体的な目安は次のページで詳しく取り上げます。

国民年金はいくらもらえる?満額と受給要件

令和8年度の満額と受給資格期間

老齢基礎年金を受け取るには、保険料納付済期間と保険料免除期間を合わせた受給資格期間が10年以上必要で、原則65歳から受給が始まります。満額は40年間(480か月)すべて納めた場合です。令和8年度は前年度から、基礎年金1.9%、厚生年金の報酬比例部分2.0%の引き上げとなりました。年金額は毎年度見直されるため、最新の満額を確認する習慣を持っておくとよいでしょう。

未納・免除期間があると受給額はどう変わるか

老齢基礎年金の満額は、40年間すべての保険料を納めた場合の金額です。保険料の未納期間や、免除を受けた期間があると、その月数に応じて受給額は満額から按分され少なくなる仕組みになっています。学生時代やフリーランス期間などに保険料を納め忘れていても気づきにくく、知らないうちに将来の受給額が下がっていることもあるため、後述するねんきん定期便やねんきんネットで、自分の納付状況を早めに確認しておくと安心です。将来の受給額を増やしたい場合は、未納期間をできるだけ作らないことが基本になります。