ポータブル電源の選び方を知ろう

適切な選び方が出来ればきっと満足できるポータブル電源ですが、メーカーや種類、価格帯や性能など、バリエーションは多岐に渡ります。なかなか選ぶのが難しいという方もいると思います。ポータブル電源の選び方のポイントを解説しますので、参考にしてみてください。

用途を明確にしよう

レジャー目的か防災備品か

ポータブル電源の購入の動機として、キャンプ、ピクニック、旅行の車中泊、などレジャー目的の場合と、災害対策として用意しておきたい場合などがあると思います。

ここで考えておきたいのは、充電をせずにどの程度の時間使用したいかです。ポータブル電源の容量は「〇〇Wh」という単位で表されますが、これはあるワット数を連続何時間出力可能か、で表した単位です。1000Whの容量を消費電力60Wの電気毛布に使用した場合、理論上17時間弱使用できます。夜間の睡眠時に6時間使用するなら約3日間。

容量がどれくらい必要か検討しましょう。

ポータブル電源と併せて使用する製品の規格を確認する

ポータブル電源の定格出力Wが、使用を想定している製品の定格消費電力Wを上回っている必要があります。購入したものの使えない、ということにならないよう必ず確認しましょう。

目安として、スマートフォンは15W前後、ノートPCは45W程度、電気毛布や小型冷蔵庫などが60W程度、電気ポットや調理器具では500〜1000W程度の消費電力のものが一般的です。

「買い」の基準は?

容量単価という考え方

あるWhあたりで価格がいくらか?と考えるとコストパフォーマンスが良い商品かどうかある程度把握できます。

10Whあたり1000円程度が相場の目安で、有名メーカーもこちらの価格帯です。かなり安い商品だと10Whあたり600円台のものもあります。このような商品は定価からかなり値引きされているものも含まれます。安すぎるのは安全性から不安、という方は、10Whあたり800円台程度の価格帯ならコスパは充分だと考えられます。