注文住宅の相場と予算は?

建売住宅より値が張るイメージの注文住宅ですが、だいたいいくらくらいを目安にすればよいのか。地域差はありますが、ここではざっくりと全国の注文住宅の相場と予算の決め方をご紹介します。

注文住宅の相場は?

住宅金融支援機構によると、注文住宅の全国の延べ床面積と価格に平均は
・延べ床面積:129.3㎡
・価格:3308.2万円

 
となります。これは土地の購入がなく、建て替えなどで建物だけ購入した場合の延べ床面積と金額で、しかも地域によって格差がありますが、だいたい129.3㎡(40坪弱)で3千300万円と覚えておくと目安になります。

予算決めはどうしたらいい?

まずは自己資金

注文住宅を建てるにあたりほとんどの人が住宅ローンを組むことになりますが、頭金を多く入れれば入れるほどその後の返済は楽になります。とはいえ、預金が全くの0円になってしまうのも考え物。特に子供がいる場合、急な出費のための備えも必要です。最初の頭金としていくら払っていくら残すのかを考えましょう。

借入額とローン返済額を決める

自己資金が把握出来たらたくさんの住宅ローンの中から自分に合ったものを選びましょう。いくら借り入れて、自己資金と合わせてどのくらいの家を建てるのかを明確にします。さらに毎月の返済、ボーナス時の返済はいくらになるのか、自動で計算してくれるシュミレーションなどを使って、家計を圧迫しすぎない返済額のイメージを明確にしましょう。ここは必ず夫婦二人で慎重に話し合います。
ちなみに目安として予算の約70%は建物の費用、15~20%が付帯工事、残りはその他の諸経費として頭に入れておきましょう。
住宅ローンシュミレーションはこちら

年収から見た負担のない返済額は?

年収はわかっても、どのくらいの返済額なら負担がないか、はっきりとわからない人も多いのでは?実は世帯年収における総負担額を示した割合を「総返済負担率」といい、毎月の返済額の指針となります。「総返済負担率」は、次の計算式で割り出すことができます。
(年間返済額/12)÷(世帯年収/12)=「総返済負担率」
「総返済負担率」は全国的に20%~25%が相場になっているので、
(世帯年収/12)×0.2%=毎月の返済額(20%で計算した場合)
たとえば年収500万円だとすると
(500÷12)×0.2=約8.3万円
毎月8.3万円の返済額が一つの目安になります。ただし、返済額は子どもの有無、人数、介護予定など各家庭の事情により変わってくるものですので、ご家庭に見合った返済プランが必要になります。
参照:「2017年最新版」注文住宅の相場
  :住宅金融支援機構