一人暮らしをはじめようと考えた時に、初期費用が高額で驚いた方は多いのではないでしょうか? 初期費用は家賃の6か月~7か月分、金額にすると40~50万円ほどかかります。こちらの記事では、高額な初期費用を少しでも節約したいという方に向けて、節約のコツを解説します。

賃貸の初期費用を節約

礼金がゼロ、安い物件を探す

まず、礼金が無いか少ない物件を探しましょう。礼金の相場は家賃の1~2か月といわれていますが、築年数が浅い、立地や日当たりが良いなど人気の条件のものは金額が高くなる傾向にあります。一方で、礼金が無い物件も多く存在します。礼金が安いからといって条件が悪いわけではなく、駅から少し歩く、ライバル物件が多いなどの理由で、他との差別化を図るために金額を下げていることもあるようです。

仲介手数料の交渉をする

仲介手数料は比較的、金額交渉がしやすいといわれています。仲介手数料は不動産会社へ支払う金額のことで、業者により金額に差があります。筆者の経験でも、初回来店時と契約時で仲介手数料の金額が変わったということはあります。気に入った物件が複数の不動産会社で仲介されている場合は、仲介手数料が安い業者を選んだり、相見積もりをとって価格交渉しましょう。

引っ越し費用を節約

費用が安い時期に引っ越す

引っ越しの時期に自由がきくなら、5月の連休明け~8月頃の引っ越しがおすすめです。この時期は人の移動が少ないオフシーズンにあたり、引っ越し費用が下がったり、家賃交渉がしやすいといわれています。ただ、梅雨と重なり、新居へ荷入れが雨天になる、夏場はエアコンの手配に時間がかかることも予想されるので注意です。

家具・家電を単身セットで購入する

家具や家電はこだわりがなければ、「新生活応援セット」などを購入するのがおすすめです。冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの3点セットが多く、それぞれを単品購入するより1万円近く安く購入できることもあります。

初期費用の負担を一時的に軽減するなら

クレジットカードで分割払いにする

不動産会社によっては、賃貸契約に必要な初期費用をクレジットカードで分割支払いできることがあります。まとまったお金が用意できない場合に一時的に負担を少なるすることが可能です。注意点は、分割の利息がかなり高いことやカード利用限度額が圧迫されることです。気心の知れた親や兄弟に一時的に借りるほうが最終的に安くなることもありそうですね。