バーチャルオフィスとは

バーチャルオフィスとは、事業用の住所を貸し出すサービスを指します。レンタルオフィス・シェアオフィス・コワーキングスペースとは違い、物理的なスペースを貸し出すサービスではありません。

オフィスを借りる際のコストを抑えることができ、自宅住所を事業に用いる抵抗感も感じずに済みます。郵便物の受取・転送や電話番号の提供・打ち合わせスペースの提供や、会計・助成金などの申し込みなどのサポートがサービス内容となります。

バーチャルオフィスのメリット

1.起業の際の初期費用を抑えられる

事業を行う場合には必ず住所が必要です。しかし実際にオフィスを借りるには多額の初期費用がかかります。バーチャルオフィスならば住所を借りるだけなので大幅にコストをカットできます。

2.都心の一等地の住所も選択できる

一部のビジネスでは大都市の住所の方が信用度があるため、集客やブランディングに役立ちます。電話番号も都市部の番号に設定できるため便利です。

3.手続きの待機時間が短くて済む

実際のオフィスを借りるには手続きに時間がとられるだけでなく、承認や登録に長くて数週間かかる場合も少なくありません。バーチャルオフィスでは最短即日で利用できる場合もあり、早く事業を始めることができます。

バーチャルオフィスのデメリット

1.融資や開業の条件を満たさない場合も

個室や専用の業務スペースが法規的に必要な業種が存在するため、物理的なスペースがあると証明できないバーチャルオフィスでは条件的に開業できない業種も存在します。

2.仕事に必要なスペースは別で確保する必要

物理的なスペースの提供はないため、作業スペースや設備は別で確保しなければなりません。また郵便物などを実際の作業場に転送する場合は、転送に要する時間分、郵便物の確認が遅くなってしまいます。

3.バーチャルオフィスに対する誤解

バーチャルオフィスはインターネットで調査されると実際のオフィスを持たないことが知られてしまいます。社会的には犯罪に利用されているイメージを持つ人々も存在するため、信用を得られない恐れがあります。