
査定額を少しでも納得できる金額に近づけるための準備
車を売ることが決まっているなら、査定前にできる準備があります。ただし、高額な修理や車検を先に行えば、その費用以上に査定額が上がるとは限りません。お金をかける準備と、費用をかけずにできる準備を分けて考えることが大切です。
年式・走行距離・グレードを正確に確認する
査定額を左右する代表的な要素には、年式、走行距離、グレード、ボディカラー、内外装の状態、修復歴、オプション装備などがあります。同じ車種でも条件が違えば評価は変わります。
査定を申し込む前に車検証や購入時の資料を確認し、年式やグレードをできるだけ正確に入力しましょう。Web上で確認した相場と実車査定額を比較するときも、条件が近い車の情報を見ることが重要です。
小さな傷を売却前に高額修理する必要はない
傷やへこみがあると「直してから売った方が高いのでは」と考えるかもしれません。しかし、修理に10万円かけたから査定額も10万円以上上がるとは限りません。
売却のためだけに修理する場合は、先に現状のまま査定を受けて、傷が価格にどれくらい影響しているのかを確認する方法があります。車検の残り期間が短い場合も、売却予定であれば先に車検を通した方が有利とは限らないため、費用を支払う前に査定を受けた方が判断しやすくなります。
洗車と車内整理は費用をかけずにできる
査定前には、車内の私物やゴミを片付け、簡単な洗車や掃除をしておくと車両状態を確認してもらいやすくなります。高額なコーティングや専門クリーニングまで行う必要はありません。
純正ホイール、スペアキー、取扱説明書、保証書、点検整備記録簿、取り外した純正パーツなどが残っている場合は、査定時に確認できるよう準備しておきます。社外パーツへ交換している車では、純正部品の有無も伝えておくとよいでしょう。
修復歴や不具合は査定時に正確に伝える
過去の事故や修理、警告灯、エアコンなどの不具合について把握している場合は、査定時に伝えておきます。最初から正確な情報を共有しておけば、契約後に車の状態について認識の違いが生じる可能性を減らせます。
一方で、自分では修復歴に該当するか判断できないケースもあります。その場合は自己判断で断定せず、過去にどのような修理をしたか分かる範囲で伝えて査定担当者に確認してもらいます。
売却時期が決まっているなら早めに価格を確認する
中古車の価値は一定ではなく、時間の経過や走行距離、市場の需給などによって変化します。そのため「半年後に売る予定だから、その直前まで何もしない」というより、売却を考え始めた段階で相場を確認しておくと判断材料が増えます。
ただし、査定額には有効期限が設けられる場合があります。数か月前の査定額がそのまま適用されるとは限らないため、実際に売却する時期が近づいたら改めて査定を受けることも検討します。
次のページでは、一括査定、事前査定型、オークション・スカウト型、買取店への直接依頼をどのように使い分けると売却しやすいのかを説明します。
