
契約前に確認したい走行距離・中途解約・満了時の条件
カーリースは月々の車関連費をまとめやすい一方、購入とは異なる契約上の条件があります。国民生活センターも、契約期間、支払総額、走行距離、中途解約、契約満了時の条件などを事前に確認するよう注意を呼びかけています。
走行距離の基準や超過時の扱いを確認する
カーリースでは、契約時に想定走行距離や基準走行距離が設定されている場合があります。大幅に超えて走行すると、返却時に追加精算が必要になる商品もあります。
たとえばKINTOでは、一般的な乗用車について利用月数に応じた基準走行距離を設定しており、契約終了時に基準を超えている場合は車種区分に応じた超過精算があります。オリックスカーリースにもプランごとに走行距離に関する条件があります。
通勤距離が長い人や休日に長距離移動が多い人は、契約前に自分の年間走行距離を確認しておくと安心です。
カーリースは原則として途中解約しにくい
数年間の利用を前提として料金を設定するため、多くのカーリースでは原則として自由な中途解約ができません。認められる場合でも、契約内容に応じた中途解約金が必要になることがあります。
転勤、家族構成の変化、運転する必要がなくなる可能性がある場合は、中途解約条件を特に確認します。一部には中途解約への対応を特徴とするプランもありますが、適用条件はサービスごとに異なります。
返却時の傷や満了時の精算も確認する
返却を前提とするプランでは、通常使用の範囲を超える傷や汚れ、車両価値を下げる損傷などがあると、原状回復に関する費用が発生する場合があります。また、契約方式によっては設定した残価と実際の車両価値との差を精算する場合があります。
「契約満了後に車がもらえる」「残価精算がない」といった条件もすべてのリースに共通するものではありません。返却、再リース、買取り、譲渡など、満了時に選択できる方法を契約前に確認する必要があります。
カーリースが向いている人と購入が向いている人
| カーリースを検討しやすいケース | 購入を検討しやすいケース |
|---|---|
| 税金や車検などの支出を月額にまとめたい | 長期間同じ車に乗り続けたい |
| 数年ごとに車を乗り換えたい | 走行距離を気にせず利用したい |
| まとまった初期費用を抑えたい | 車を自分の資産として残したい |
| 維持費をある程度一定にしたい | 改造や売却を自由に行いたい |
カーリースと購入のどちらが安いかは、一律には決まりません。比較するときは、同じ車に同じ期間乗る前提で、購入なら車両代・金利・税金・保険・整備費から将来の売却額を考慮し、リースなら月額料金・ボーナス払い・月額外費用・満了時の精算まで確認します。月額の安さだけでなく「契約期間全体でいくら払うのか」「その料金に何が含まれるのか」を比べることが、自分に合った車の持ち方を選ぶポイントです。
<参考サイト> KINTO / コスモMyカーリース / オリックスカーリース / 国民生活センター / 公益社団法人自動車公正取引協議会