中途換金についても「基本的にしない」方がよいのは、国が買い取ってくれる個人向け国債と違い、新窓販国債を手放す際は市場に売りに出さねばなりません。取引価格はその時の市場しだい。売却益が出ることもあれば売却損が出ることもあり、安定しません。高金利の時に売却しようと思っても、高金利の時は価格も上がる仕組みなので買い手がつくのは難しいのです。だから基本的に満期まで持っているのが得策のようです。

新窓販国債、購入の流れ

新窓販国債も個人向け国債と同じで証券会社や銀行、信用金庫、ゆうちょ銀行などで取り扱っています。財務省のホームページで取扱金融機関が確認できますので最寄りの金融機関があるかどうか確認してみてください。
財務省ホームページ
新窓販国債を購入する流れも個人向け国債と同じで、金融機関の窓口で国債取引のための講口座を開き、申し込みをして購入手続き完了です。

新窓販国債を売却する際の注意点

新窓販国債を売却する際は個人向け国債よりもちょっと複雑です。個人向け国債は売却したくなればすぐに国に買い取ってもらうことが可能でした。しかし新窓販国債を満期前に売却したい場合、まず金融機関に申し出て市場で売ってもらうことになります。価格はその時の市場価格に左右されてしまい、損益がでることが考えられます。
さらに買い手がいなければ買い手がつくまで待たなければなりません。売却したいと思ってもすぐに売却できるとは限らないのが新窓販国債なのです。