国債をわかりやすく解説

国債って何?

資産運用に興味があるなら国債って言葉を聞いたことがありますよね。なんとなく聞いたことはあっても、正確にどんなものかわからないという人も少なからずいるのではないでしょうか。国債とは「国庫債券」を略した言葉。国庫債券とは簡単に言うと「国が発行する借用書」です。
国債には大きく分けて「利付国債」と「割引国債」があります。この二つの大きな違いは利子です。利付国債は半年ごとに利子が受け取れる国債で、割引国債は満期時に受け取れる額面価格より低い発行価格で手に入れることのできる国債です。つまり、最初から利子の分が割り引いて発行されているものです。
債権ってどういうもの?
国が道路を作ったりダムを作ったりする公共事業の費用は、私たちが納める税金で賄われていますよね。でも、政治家や国民の要望をかなえるためには税収だけではお金が足りません。そこでお金を持っている国民から「借金」をして、借用書である「債券」を発行するわけです。要するに「あなたにお金を借ります。約束の期間までにお返ししますし、借りている間利息も払います」という約束の証書が債券です。




国債で利益が出る仕組み

国債は銀行や証券会社が買います。そして銀行や証券会社から一般の投資家が買います。国債は「返済期限」が決められていて、この期限が来たら国はお金を全額返済しなくてはなりません。国債を保有していると半年に1度くらいのペースで「利息」を受け取れますから、「貸したお金」が「利息+貸したお金」となって手元に戻るわけです。
国債の発行元と購入方法
国債を発行するのは国になります。日本の国債は「日本国」が発行元。世界中の国が国債を発行していますが、発行元はそれぞれの国になります。購入方法は銀行、証券会社、ゆうちょ銀行などが窓口になっていて、自分の口座がある金融機関の窓口で購入することができます。